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ボクスターで初めて天体写真を撮りに行った

ポルシェ ボクスターの良いところのひとつが2シーターのオープンカーの割にトランクが大きいということです。 ボクスターが来たら機材を積んで天体写真を撮りに行こうと意気込んではや半年近く、ようやく新月付近の晴れた夜に時間を見つけて撮影に行ってきました。

今回の観測地

房総半島は都内から気軽に行ける天体写真の撮影場所で、今回チョイスしたのは房総半島の中ほどにある亀山湖です。

亀山湖の地図

夕方18時過ぎに都内を出発して、20時過ぎに現地に到着。到着した時はかなり明るく電灯がついていましたが、しばらくすると電気が消えて周囲に天体観測を妨げるものはなくなりました。

星空のコンディションはまあまあ。天の川を見ることは出来るものの、それなりに光害があることがはっきりと感じられる空でした。前に行った荒木根ダムのほうが1段階星空は綺麗かも。

久しぶりの撮影

今回は70 − 200mmの望遠レンズ、IR 改造 EOS M というセットアップで撮影に臨みました。この夏初めての撮影ということで、南天の天の川の中の散光星雲に狙いを定めます。

久しぶりの撮影ということもあって、途中でうっかり三脚を蹴ってしまい赤道儀のセッティングをやり直すというハプニングもありつつの撮影開始。 EOS Mは外部からの操作に赤外線リモコンしか使えないという天体写真にとっては結構痛い欠点を持っているので、今回からM5 Stackと自作の赤外線送信モジュールを使ったインターバルシャッターを使ってカメラをコントロールします。

リモコンの写真

撮った写真

今回リハビリがてら撮影した写真はこちら

天の川の散光星雲

Canon EOS M (赤外線カットフィルター除去改造)

EF 70-200 F4 IS USM 200mm

SWAT-200 赤道儀で追尾

200mm f4.0 ISO1600 100 秒露光 ×11 枚

今回の撮影した亀山湖は空が明るく、ISO1600 1分半の露出でかなり背景が白くなってしまうほどだったので、お手軽にノータッチガイドで撮影しました。亀山湖だと次からは光害カットフィルターを使った方が良さそうです。

DeepSkyStacker で画像の重ね合わせ・ノイズ除去・フラット処理の後に Photoshop でトーンカーブと色味を調整しています。画像処理はまだ全然わからないので今後勉強していきたいです。

この構図の撮影を終えたところで雲が出てきてしまい、成果はこれだけで撤収となりました。

帰る前にボクスターと機材で記念撮影。

ボクスターと記念撮影

おわりに

ボクスターでの初天体撮影、持っていきたいものを余裕を持って運ぶことができるし、観測地までの運転も疲れないのでとても快適でした。

房総半島は日帰りで気軽に行けるのでまた新月が近くなったら時間を見つけて撮影に行きたいですね。